隙間に挟まる話

右耳を信用するな、左が心臓だ。あなたの隙間に、そっと挟まります。

褒め言葉はオブラートに包んで

 

 

せっかく買ったサングラス、

似合ってるのか本当は自信がないけど、

とりあえずイキってかけてるみなさんこんにちは。

 


今日は曇り空なので、ポケットに引っ掛けて

“抜け感” 出してもいいよ。

 


低い太陽が目にささるこの時期も、

愛犬・イヌんとの散歩は欠かせない。

 


お気に入りの大きな公園では、

よく同じ人と顔を合わせる。

 


イヌんを褒めてくれる人が、最近3人もいる。

でも、みんななぜか、同じことしか褒めない。

 

 

 

 

 

 

公園管理人のおじさん

 

 

 

「おっ、こんにちは!

この子、大人?……あぁ成犬か。

サイズちょうどいいねぇ、こういうの最近流行ってるよね」

 

 

 

ウォーキングおばさん

 

 

 

「あら、いいね!

大きさがちょうどいい!

座敷犬よね?

このくらいなら飼いたいわぁ」

 

 

 

バードウォッチお兄さん

 

 

 

「おー、めっちゃちょうどいいサイズじゃん。

これ、目ぇ離したら一瞬のやつじゃね?ヒョイっつって。」

 

 

 

 


しかもこの3人、会うたび同じことを言う。

 


クラウド非対応のビデオテープ生活。

記憶を巻き戻して、

そのままダビングしてんじゃねえ。

 


……てか、サイズだけかよ!?

 


うちの子はポピュラーサイズだよ。

5.5キロだよ?

大きさに流行りもなにもないよ!

だいたい、このサイズなら座敷に決まってるだろ…。

 


性格は愛嬌あって、すごく可愛いんだけどね。

確かに、見た目は……。

 


毛並みは便座カバーの毛を移植したみたいだし、

戻しすぎて生椎茸へと再進化したやつが、

顔の真ん中にいるけども。

 


でも、性格は可愛いんだよ!

 

 

 

 


まぁでも、褒めてもらえるだけありがたいよね。

 


ペットは飼い主に似てくるって言うし、

ペットを褒められるのは、

飼い主が褒められてるのと同じって言うし!

 


この年になると、人から褒められることも

だいぶ減ってくるよね。

 


たまに褒められても──

 


「直毛の人って、ボリューム出すの大変なんだよね〜。

パーマかけないで済むなんて、クセ毛の人はいいよね〜。

 


なんかキラキラしてるし、

髪、強そうでいいね!」

 


…金属たわしじゃねーか、それ。

 


「ばさ美の肌の色、

シミが目立たなくてちょうどいいじゃん!

 


酔っ払っても、みかん食べても

色変わらなそうでいいね!」

 


それ、褒めるつもりある!?

 


私だってみかん食べすぎたら

ボンタンアメみたいな色になるわ!

 


でもね、

褒めてもらったら、私も悪気なく返したくなる。

 


なのでここで、

ささやかなお返しを。

 

 

 

 

 

 

おじさんへ

 

 

 

そのダウン、馴染んでていいですね。

着ているのに、着ていないみたい。

 


裸なのに着込んでいる、

季節感を無視した佇まい。

 


年中無休で、

いつもニコニコ、魔神ブウみたいです。

 

 

 

 

 

 

おばさんへ

 

 

 

すごく素敵な鼻ですね!

ポークビッツより太くて、

ビッグフランクより細い!

 


なのに魚肉ソーセージに

ちっとも似てないなんて、

それって奇跡の、忘れ鼻ですよ!

 

 

 

 

 

 

お兄さんへ

 

 

 

そのサングラス、

外したことで完成してるのが斬新ですね。

 


かけてたら、怖いだけじゃなく、

何を見たい人なのか

演出が多すぎて

一切わからなかったです。

 


いやでも、そりゃそうか。

サングラスかけたままじゃ

双眼鏡、覗けないですもんね。

 


見るために外すのか、

外すために見てるのか。

 


見る気あるのかないのか問題を

胸ポケットで支えてる──

 


そう、あなたは、

──バードウォッチンピラ。

 

 

 

 


そして、これを読んでるみなさんへ

 


すごいよ、その存在感!

情報量がちょうどいいよ!

 


多すぎないし、少なすぎない。

相手に負担をかけない、その感じ。

 


つまり、

「そこにあるのに、なかったことになる」っていう、

私とお揃いのレアな才能ですよ!

 


いやほんと、

いるのにいない雰囲気って、

逆にすごいことだよね。

 


人の心と体に負担をかけないって、

本当に素晴らしいよね。

 


そう、

優しいお味の、

まさにボンタンアメみたいだよね。

 


まったく、ボンタンアメって美味しいよね。

柔っこくて甘すぎなくて、

そこまでべったり歯にひっつかなくて、

 


全然カレーの匂いしないから

大好きなんだよね。

 


そんなボンタンアメは、

去年100周年を迎えたんだって!

すごいよね!

 


ちなみにパイナップルアメってのもあるんだよ。

こっちもカレーの香り、

全然しないからオススメだよ!

 


Amazonでも買えるからね。

口コミ4.5だって。

 


ぜひ食べてみて、

感想聞かせてね。

 


ほんと、

全然カレーの匂いしないから

安心して大丈夫だからね。

 


よろしくお願いします!

ナマステ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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はさ民の控え室 ①(空気の間)

 


『隙間に挟まる話』を読んでくれてる、はさ民のみなさん、こんにちは。

いつもありがとうございます。

 


今日はちょっと休憩していきませんか?

本編はいつもクセが強くて胸焼けしそうなので、隙間に“控え室”を設置しました。プレハブですが。

 


あの独特のクセ、文章なのに香り立つんですよね。

読んだだけでニオイがするって、もうゲテモノじゃないですか。

 


クセがくせーんだよ!なんつってね、

…あ、雰囲気、まだ大丈夫そうですか?

 


ここは、はさ民のための、ちょっとした寄り道スペースです。

綾鷹片手にふらっと立ち寄る感じでどうぞ。

 


ちゃぶ台は傾いてるので、転がしてこぼさないように。

座布団はうちのブサかわ犬が占領してるので、座りたかった人はごめんなさい。

 


では、立ち飲みでどうぞ。

土足厳禁ですが、靴下まで脱がなくて大丈夫ですからね。

 


 


さて、と。

 

 

自分が話すと場がシーン…

そんな経験ある人、いますよね。辛いですよね。

 


でもそれ、あなたが空気を読めてないんじゃないんです。

 


空気があなたを読んでないだけです。全部、空気の能力不足です。

 


そう、これはスピリチュアル。

空気が、あなたの濃厚な波動に、恐れおののいてるだけなのです。

 


だから安心してください。

あなたは悪くない。悪いのは、空気です。

 


あなたはもっと綺麗な空気を吸えばいい。

空気のほうが、あなたに合わせてくるべきなんです。

 


言ってること、わかります?

 


で、こういう話するとね、みんな何故か無言になるんですよ。

 

みんな、息吸えてます?

 


なんででしょう?

私の話、空気には難解すぎますか?

 


朝から空気清浄機、ブンブン回してるのに。

ナノイー発生させてるのに。

 


……くせぇ。

 


ごめんなさい、

さっきの“クセ”、まだ空気に残ってますね。どうしても消せませんでした。

 


まぁ、適当なスピリチュアルはこの辺にして、

控え室くらいは、なんとか良い空気にしておきますね。

がんばるぞ!

 

 

って、犬しかいねぇよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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影の見返りテレビ

新年早々、首が痛い。

 


寝違えたわけでもないし、

ムチウチになったわけでもないし、

“だっふんだ”の練習を鏡の前で100回キメたわけでもない。

 


じゃあ何で痛いのか。

聞きたいよね?聞きたいでしょ?

聞いて、ねぇ?

耳の穴スプーンでかっぽじって聞いて?

 


 


お正月の集まりにダナの実家へ。

豪華なおせち、甥姪たち、そして適度にくたびれた大人たち。

 


部屋はワイワイ賑やかで、

隅っこで割り箸袋を折って、箸置き作るしかない私。

しかも下手。コミュ障ここに極まれり。

 

 

甥っ子は昆布巻きの真ん中に爪楊枝刺して、

コマみたいに回してるし、


姪っ子は黒豆を

羽子板の玉代わりにして飛ばしてるし、

 


うわー、今時の子って食べ物で遊ぶんだなぁ…

 


ってツッコミつもり満々だったのに、

……みんなスマホ見てた。

 


ねぇ、せめて福笑いでもしない?

コミュ障でも笑顔作れるから。

 


 


大人たちは全員テレビにかじりついて駅伝。

 


私の席だけテレビが真後ろ。

 


いや、なんで!?

私だけ扱いおかしくない?北枕扱いかよ!

 


そしていつも席固定なのはなんで!

 


テレビを見るには

首を180度回すか、重箱を諦めるか。

 


重箱は無理。

カニがある。だし巻きがある。数の子がある。

背中向けたら確実に誰かに食べられる。

 


「ばさ美うしろーー!」って教えてくれる気の利いた人間はここにはいない。

 

 

私の食欲は守らねばならない。

 


テレビも見ないわけにはいかない。

みんなの視線が重なる場所で、食い意地はってるのは恥ずかしい。

 


だから私は、

チラッ!パクッ!

チラッ!モグ!

 


「メンフクロウじゃねーんだから!!」

って口パクで3回つっこんだ。

 


 


駅伝が盛り上がってきたので、

「よし、体ごとテレビに向けるか」と振り返って気づいた。

 


暗っっっっ!!!!!!??

 


電気ついてないじゃん。

しかも東側のカーテンしか開いてない。他は遮光フル装備。

納戸に住んでたのかよ、この人たち。

 


テレビとスマホの光だけで照らされ、

全員、顔が死者の色。

 


夜行性のメンフクロウだって、

縦につぶれて“棒フクロウ”になるレベルの怖さだよ!

 


みんなこの薄暗さ気づかないの?

今どきのデジタル人間って明暗も感じないの?

 


そういや、おせちさっきから味おかしい。

暗すぎて、適当に拾って食べてたわ。

気づかない私も私だよ。

 

 

でね、急に腑に落ちたのよ。

 


あ、ここ映画館って設定なんだ。

街の小さな劇場のつもりなんだ。

 


でもさすがにテレビちっさくない?

ドラレコモニター立て掛けてるのかと思ったわ!

 


そんなに駅伝って熱中するもんなの?

箸袋でおリボン折るより?

 


目悪くなるよ、子供たち!

さっきから酢ダコをガムみたいにクチャクチャしてる場合じゃないのよ!

 


闇鍋ならぬ闇お節。

家族の団らんってこういう意味だった?

 


ねぇ、お義父さん。

照夫って名前なんだからもっと照らしてよ!

名前負けしすぎだろ。

 


てか照夫さん、今日一度も声出してないじゃん!

“照”って照れの意味だったの?

 


 


帰り際、義母が「また来年もね」と言ったけど、

私の首はもう180度後ろを向いたまま固まっている。

 


どこに話しかけてんの?

私ずっと後ろ見てるよ?

 


私が見返り美人だからって、見返らせたままにしないで!

暗いし危ないんだからね!

 

 

暗すぎて、眼精疲労のオマケまで付いてきちゃったよ。

 


もういいもんね!アイーンだもんね!

 


来年は背中に顔描いて来ちゃうもんね。

振り向かなくてもテレビ見てるフリできちゃうもんね。

 


この背中で福笑いやるがいいさ!

この広くて曲がった背中見て笑うがいいさ!

 


……って、それじゃ向き逆じゃんね?

背中側には最初から誰もいないって?

 


ほんとだわ。バカは私だった。

 


そうです、私が変なおばさんです。

 


はっはっはっは!いーひゃっひゃ!

…笑いすぎて首、いった。

 


あ、耳ほじくりすぎてない?

スプーンが曲がってるよ?

 


もうやめよう。

はい、この割り箸でも握って深呼吸して?

 


……栗きんとん食べる?

 


あ、これ芋の甘露煮だ。

暗くてわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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夢見るリメイクシート

 


このアパートに来て、もう5年になる。

いつか家を建てるのかと思っていたけど、

どうやらそれは、夢で終わるらしい。

 


みんなは、賃貸?

それとも持ち家?

 


……ちょっと何してるの?

生ハムを顔に乗せてパックしてるの?

コラーゲン注入してるって?

 


変わってるね。

うん、もちろん、いい意味じゃないよ。

 


 


庭付き一戸建て。

広いキッチンでワインを開けて、

ウッドデッキでアオダモの木漏れ日を浴びる。

 


そんな生活を夢見ていたのに。

 


「いつか出るなら」と思って惰性で買った家具は、

出る気配もないまま、

ちゃんと年相応にくたびれてきた。

 


 


とりあえずキッチンの扉に貼っておいた、

100均のリメイクシート。

 


もうね、正直、きったない。

剥がれかけと剥がれ残りが、

見事に入り乱れてる。

 


ジャスコの看板かよ、これ。

 


いい加減、剥がそう。

 


だって私は、

ボタニカルインテリアにしたい女なんだから。

ミラクルボタニカルガールなんだから。

 


 


木目。

竹細工と、ラタン。

ベージュとホワイト。

アクセントにブラックをひと匙。

 


ガジュマルが、

プリケツみたいに幹を突き出してて。

観葉植物が、ゆらゆら揺れてて。

 


そういう暮らし、

夢見てたんだから。

 


普通の女の子になるの、私。

 


剥がしてやる、この

「間に合わせの人生」を。

 


 


よし、剥離。

 


……って、

剥がれない。

 


え、嘘でしょ?

びくともしない。

 


リメイクシートって、

もっと「ペララ、ペラペラ〜ッ♪」と

生ハムみたいに爽快に剥がれる代物じゃないの?

 

 

誰よ!フィルム開けっぱなしにしたの!

乾燥してカッチカチじゃん!

 


こんな鏡面仕上げの扉に貼ったのに。

 


 


ベタベタ、ベタベタ。

糊が引っ付いて、

チマチマ、チマチマ、塊になる。

 


鼻くそ丸めてんじゃないのよ。

 


私は今、

自分の過去のクソッたれな過ちを、

1ミリずつ削り取っているんだから。

 


 


やっと爪で少しずつ剥がすと、

下から出てきたのは――

 


ベタベタの

青い扉。

 


なんだこの色。

 


青の洞窟パスタソース

みたいな色しやがって。

 


日清製粉のデザイナーも

「さすがに青すぎませんか」って

青ざめるレベルだよ。

 


しかも熱いうちに

チーズ、かけたでしょ。

 


トリュフ香るチーズソース

じゃないんだから、

そんなにまとわりつかないで。

 


 


こういう時は、文明の理。

ChatGPTに問う。

 


「クレンジングオイルを塗るといい」

「シート剥がす時より100倍楽」

 


ねぇ、

どこぞの、どなたの基準で測った?

 


 


半分疑いながらも、

こうなったらヤケだ。

 


クレンジングオイルを

手のひらで前面に塗る。

しばらく置く。

 


自分の顔も、

そんな丁寧に扱ったことないのに。

 


……全然、剥がれない。

 


剥がれないどころか、

ベタベタとヌルヌルが

全面に拡がっただけ。

 


なにこれ。

事態、悪化してない?

 


チャッピーの、嘘つき!

 


 


なに、こういう時は……

セスキスプレーだって?

 


ちょうどある。

 


なぜなら私は、

「いつか役に立つかも」を

捨てられない惨めな女だから。

 


どうですか。

少しはさもしい気分、味わえてます?

 


 


セスキをかけて、

爪を使って、

キッチンペーパーで擦る。

 


ドロドロの液体が床に垂れる。

 


ブルーシートを敷いたキッチン。

視界が、真っ青。

 


青の洞窟、

大拡張。

 


 


……え?

 


めっちゃ時間かかるんだけど。

 


こんなに大変なの?

どんどん積み上がるキッチンペーパー。

 


5年前の自分を、

フルスイングで

ぶん殴る…フリをしたい。

 


 


右腕が疲れてきた。

腰も痛い。

爪も折れそう。

 


辛い。

 


あ、ありがとう。

生ハムで涙拭くね。

うん、だいぶ乾燥しててちょうどいい。

 


……って、気持ち悪いわ。

 


 


ねぇ。

 


こんなに時間を無駄にしてる人、

この世にいる?

 


時はチャリンなり、っていうのに。

 


私の大事な「チャリン」が、

この青い深海に

吸い込まれていく。

 

 

待ってよ。

ユーロでもないくせに、

沈んでいかないでよ。

 

 

 


こんなことなら、みんなみたいに、

顔にオリーブオイル塗って

カプレーゼになってた方が

正解だった気がする。

 


ごめんね、

バカにして。

 


 


ヤンキー座りで扉を擦りながら、

ふと思う。

 


ヤンキーのように若けりゃよかった。

 


「上等だよ!」とか言いながら、

この扉ごと、

一本背負いしてやりたかった。

 


 


青い海に夢を描いていたあの頃。

曇りのない水平線に、

希望という名の

 


「新築一戸建て

潮風テラス

波基礎」

 


を見ていたあの頃。

 


 


今はもう、

そんな夢、持てない。

 


古いアパート。

追い焚き機能もない。

ましてやテラスなんて。

海もどころか、空も見えない。

 


住んでるのは、

AIとしか

会話してない女。

 


強くない女。

 

日本人。

 


 


この暮らし、

ずっと続くのか。

 


人生、もう

養生期間、終わったはずなのに。

 


好きじゃないキッチンで、

好きじゃない色の扉を、

ヤンキー座りで擦り続ける。

 


鼻くそのように

丸められた、

私の人生。

 


 


ねぇ。

 


全部の夢が叶って、

ピカピカのアイランドキッチンで

パスタ茹でながら微笑んでいる人間なんて、

AIが見せた幻覚じゃないの?

 


インスタグラマーや

ユーチューバーのようなご丁寧な暮らし、

幻想だよね。

 


そうだと言ってよ、

ボンゴレ・ビ・アンコ。

 


 


でも人って、

どこか心の奥底に

剥がれないベタベタを

抱えて生きてる。

 


妥協の地層の上で、

必死に爪を立ててる。

 


青い海でも、

空は晴れてるとは

限らないんだ。

 


…うん、今、適当に言った。

 


 


だからさ。

 


ここにおいでよ。

木原さんも、そらジローも。

 


ほら、そこに立って。

 


この不毛な

「青の洞窟」の真ん中で、

ゲームを始めよう。

 


 


いくよ。

 


青上げて

白上げて

白下げないで

黒混ぜる

 


灰色の

空見上げ

気持ちは

下を向くけれど

 


これからは

顔上げて

自分を下げずに


アップside だうん!

 

 


 


……あ、ごめん。

旗、持ってなかったね。

 


そこのブルーシートと

オイルまみれのキッチンペーパー、

全力で振っといて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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隙間風の戯言

 


魚肉ソーセージを絞り出したような顔でスマホを抱えているそこのあなた、こんにちは。

はじめまして。

 


SNS、飽きてきてますね?

どう見ても暇ですよね?

だって、さっきから鏡も見ずに、まつ毛の本数を数えてたじゃないですか。

 


今から「隙間に挟まる話」のプロフィールという名の自己紹介を始めます。

まつ毛のカウントがズレると困ると思うので、小声で話しますね。

 


「今じゃない方がいいかな?」とも思ったんですが、

明日、私が味噌パン焼いてて忙しかったら書けないので、今やりますね。

 


耳の穴のフタだけ、ちょっと開けておいてください。

戯言ですから、

右耳毛から左耳毛に受け流してくれれば大丈夫です。

 


名前は、隙間ばさ美(すきまばさみ)です。

40代、主婦、ブログ初心者です。

 


本は読みません。

読もうと思ったら眠くなって、顔に落として目を強打するタイプです。

そうですね。大事なまつ毛、折れちゃいますね。

 


ただね、文章には……触れてみたかった。

あなたが流してきた日常を、わざわざ立ち止まって見てみたかった。

 


理由は簡単。

 


絵も描けない。

歌も歌えない。

口も回らない。

顔だけ魚肉ソーセージ。

 


そして、誰よりも暇。

 


だったらもう、文字くらい触ってもいいじゃない。

まつ毛の本数を指で数えられるなら、

文章も、指で叩ける程度でいいじゃない。

 


というわけで、このブログは

「暇つぶし未満の皆さま専用」です。

 


SNSの情報スピードについていけない方。

自分のクセの強さを、

クセの強いブログで増強したい方。

顔面が魚肉ソーセージに見える瞬間に悩んでいる方。

 


そんな中年以上の方々に、オススメです。

 

ちなみに、ちゃんとした人が読む必要はありません。

 


そしてなにより、

日常の“隙間”に、ちょっとだけ挟まりたい方へ。

 


通勤の隙間。

昼休みの隙間。

やる気と現実の隙間。

乳酸菌と酵母の隙間。

 


忘れても一切構わない。

隙間の意味もさっぱりわからない。

だけど、ちっとも気にならない。

そんな話をお届けします。

 


オススメの使い方としては、

 


・キッチンで、味噌樽より先にこのブログを手に取る

・電車の中で、絞り出したソーセージの皺を気にしながら読む

・寝る前の「うっすら笑って寝落ち」用BGMにする

 


などがございます。

 


そして──

どうか、読み返さないこと。

決して、誰にも口外しないこと。

さっきみたいに、電車の中で音読するのは絶対にやめること。

 


この三つだけ、そっと守ってください。

 


長くなりましたが、

すべての人が、

 


「このブログを読まなくても生きられるんだ」

 


という熱い希望を胸に、

生きていけますようにと願っています。

 


座右の銘は、

「右耳を信用するな、左が心臓だ」です。

 


さて、そろそろ、

まつ毛の本数は数え終わりましたでしょうか?

 


ここまで読めた、変わった方は、

どうぞ、食べかけのかにぱんの小耳にでも挟んでおいてください。

蟹味噌の部分は、是非私に譲ってください。

 

 

ご清聴ありがとうございました。

 


過去作はまだもう少しまともだと思いますが、大事な時間が溶けることには間違いありませんので、読まなくても覚えなくても大丈夫です。

 


では、味噌パンが二次発酵する前に失礼しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リュウジさんよ、泣かないで

 


えっ!

おいおい、こんな時期に深夜のブルボンパーティ開いたって?

いいの? 私たち今、脂肪を蓄える厳しい季節なんだよ?

元から毎日がデブリ・デイだったのに、その余裕どこから湧いてきたんだよ?

 


まぁ、気持ちはわかる。

私もつい最近までデブ夫人だったし。

去年なんて一年間ずっと圧縮袋に住んでたくらいだからね。

脱・酸素計画も先取りしちゃってたからね。

 


でも今日はクリスマス。

朝からビーフシチュー仕込んだんだ。

 


圧力鍋なんてないから、ティファールの深めのフライパンでコトコト煮込んで。

牛肉はトロトロ、野菜もたっぷり。

 


どうだい? 思ったよりできる女だろ?

真空パックされても外見ひとつ変わらなかった、

シェフ・カタブツの本気を見たか?

 


で、ビーフシチューはリュウジのレシピ。

と言っても、「彼ならきっとこうするだろ!」って思い込みだけで作ったオリジナル。

 


あ、別にリュウジを信じなかったわけじゃないよ。

私のお堅さが暴走しただけだよ。

 


冷まして冷蔵庫へ。

特等席を空けておいたんだ。

隣にはブロッコリーのサラダ。

他には、味のりとさけるチーズと賞味期限切れた納豆しか入ってないけど、今日は金曜日だから……

 


……ごめん、嘘。2025年のクリスマスは木曜だったわ。

 


いいの! 2人暮らしにはちょうどいいの!

ビーフシチュー3日続けて食べればいいの!

喉元過ぎれば味覚がなくなるの!

 


でも、ちょっと味見したくて。

コストコディナーロールにつけて……。

 


 


うわぁぁぁぁぁ!!

シチューぶちまけた!!

 


ティファールの蓋が引っかかった!!

床に… 冷蔵庫に… 味のりに!!

 


そしてこっそり隠しておいたアルフォートの箱が、シチューを吸い始めてる!

 


クッションフロア、自分で貼ったばっかりなのに!

隙間からシチュー入り込んでるよ!

 


チルド室も、冷凍庫の取っ手の隙間も、無印のお菓子カゴも、黒いマグマ迫ってるよ!

 


まさに「隙間に挟まる話」の最骨頂じゃん!

……って突っ込んでる場合じゃない!!

 


待って……味のり……

味のりの中まで!!?

 


一気に湿っぽくさせないで!!

 


 


私、クリスマスに泣いたことなんてないのに。

 


プレゼントが、さほど見たことない「少年アシベ」のぬいぐるみでも泣かなかったし、

ママは小学4年生」のグッズ詰め合わせを貰った時でさえ泣かなかったのに。

 


小2だったのにだよ?

児童しながらママやるなんて過酷すぎるのにさ!

せめて2年後にしてよ!

 


でも私は泣かなかった。

泣いたりするのは違うと思ってた。

 


ただひとこと、

「そんなバラエティパック……」

って、小声でつぶやいただけ。

 


昔から私、大人びてたんだ。

 


泣かないよ。

一日かけたビーフシチューが全部溢れても。

残りの夕食がディナーロールと鰹節振りかけたブロッコリーだけでも。

ケーキもツリーもなくても。

 


マグマ掃除に1時間かかって手が荒れても。

アルフォートがシチューの波に飲まれて沈没しても。

 


泣かない。

「クリスマスの飾りじゃないのよ涙は…」って自分に言い聞かせる。

 


だけど、だけど……

ずっと我慢してた、これだけは言いたい。

 


「そんなバズレシピ!!」

 


ふぅ〜……

もうどうでもよくなったし、

そろそろゴマちゃんを圧縮袋から出してやるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オオカミは魔女

 

シャンプー中に髪の毛が手に絡まり、

「まさか、ハゲてきてる?」と不安になりながら、

「まぁ、まだまだ秋だしね。換毛期だしね」と、

自分をなだめている、

オオカミの血筋を引いてるみなさんこんにちは。

 


洗面所の床、見ないようにしてませんか?

そろそろ、「次の家では洗面所の床を白にするのはやめよう」って、心に誓っていませんか?

……どうですか? 当たってますね?

 


あなたの考えてること、わかります。

なぜなら私は──よく当たると噂の占い師に

占いを教えてもらったことが

一度もないからです。

 


全ては、想像と、思い込みと…、

そして昨日の夜に検索した

「洗面所 床材 失敗例」のGoogle履歴からの勘です。

どう? すごいでしょ?

これからはシークレットモードにしたほうがいいよ。

 


さて、タテガミの抜け毛に困ってるのは、あなただけじゃない。

私も動物占い、オオカミなんだ。

仲間だね!!

 


そんなオオカミ女の私も、美容室のヘッドスパで「生えどころ」を整えてもらった。

11時に予約したのに、案内されたのは11時55分。

 


おそいよ!!

お昼これからなのにさ! 胃袋、自分の肉を吸い始めてるんだけど!

だいたい、待合室に雑誌もないし!スマホもロッカーに預けちゃったよ!

 


棚に飾ってある謎の液体瓶の、

名前当てゲームしながら過ごすしかないじゃないのさ。

それなのに、遅れてごめんなさいとか一言も…

 


…でも、優しいから私、

呼ばれたら笑顔で「は〜い!」って微笑む。

こうやって人に優しくすると、いずれは自分に返ってくるものよ!

 


担当は、華奢で女性らしい美容師さん。

立ち姿なんてもう“鶴”。

 

しかし……これ、ほんとにスパ?

指先、羽なの? 鶴の手羽先?

それ、触れてる?ってくらいのソフトタッチ。

 


もっと強くていいんだけど?

私そんなヤワな女じゃないわ。イヌ属だし。

 


なんか、気を送ってる?

いや、逆に受け取ってんの?

頭フワフワ撫でながら謎の交信始めてない?

私の頭、水晶玉と間違えてない?

 


……って思ってたら、突然ガシガシ。

爪、長っ。いたっ!

 


やっぱり魔女かよ!

水晶玉が偽物だったからって雑に扱わないで!

手羽先で頭皮の穴ほじくらないで!


獣臭と加齢臭が混ざったシャボンの香り、握り潰さないで!


そしてもうこれ以上、私を脱毛させないで!

 


しかし私、優しいから堪える。

体に力が入り、自然と下まぶたが持ち上がる。

白目むきながら謎の啓示を受ける私。

 


涙目になりながらも、口角はしっかり上げて。

だけどいつだって微笑みだけは忘れないで。

 


スパ中ずっと白目剥いて頑張った結果、

なんだか目の周りがじんわり鍛えられた気がした。

 


布が外されて、カット台に移動しようとしたとき──

ふと、隣でシャンプーしているお客さんが目に入った。

 


……え、透けてんじゃん。

その白い木綿のハンカチーフ、めっちゃ透けてんじゃん。

 


ってことは、

私の白目、全部…、美容師さんに見られてたってこと?

 


下まぶたを持ち上げて、口角ひきつらせて、

神のお告げを受ける預言者みたいになってた、私のあの時間──

 


全部…

美人で、カリスマで、しかも魔女で、

 


朝食はチアシードオイコスで満足してるタイプの女に……

 


親友にネイリストがいて、新作デザインをお得に施してもらってるタイプの、

 

指が手羽先の女に……

 


ぜんぶ、見られてたってこと……!?

 


「今日は、神秘的な雰囲気ありますね」

 


いや、ちがう、そうじゃないよ!


そんな言葉を求めてたんじゃないんだよ!

ほぼ1時間待たされた上に、魂まで抜かれに来たわけじゃないんだよ!

手羽先で、石引っ掻いてる暇あるなら気づけよ!

 


鶴の恩返しどころか、恩を仇で返して、

“白眼狼(はくがんろう)”はお前だよ!!

 

ちゃんと恩の返し方ググってこい!

 


もうダメだ。

美容室、変えようかな。恥ずかしいし…。

 


巣穴があったら入ってみようかな。

そんな目標、今日こそ持ってみようかな。

 


雑誌でも読んで落ち着こ……

 


ん? 動物占いか。

 


あれ?

 


……ちょっと待って。

私、オオカミじゃなくて、

 


そういやゾウだったっけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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